
ちーす。元町映画館支配人のおもしろです。失敗人ちゃいますよ。
って、いきなりガリガリガリクソン風に始めてしまいましたが、最近髪が伸びて
ますます風貌までガリクソン風になってきましたおもしろでございます。
今日は宣伝を。たまには宣伝しないと怒られますから。
今週金曜日は総入替えで『帰還証言~』『息もできない』『ホーリー・マウンテン』が
すべて終わってしまいますぅ。
で、最後のお願いにあがりました。
『帰還証言~ラーゲリから帰ったオールドボーイたち』はシベリア抑留者の証言を
記録したドキュメンタリーです。なぜ、何十万人もの人が戦争も終わったにも拘らず、
シベリアまで抵抗もなしに連れて行かれたのか?
実際の抑留者の証言なので良くわかります。撮る側に一切の政治的な偏りもみられ
ないので、おじいちゃんのお話を聴く孫のようにストレートに入って来ます。
出来れば、年配の方よりも「ラーゲリってなに?おいしい?」という若い世代の方々に
こそ多く見て頂きたい作品です。政府が伝えない、テレビで映さないものも世の中には
あるのです。そういうものをどんどん探して、実際に観て頂きたいです。
映画館では日本初公開。DVDも出す予定無し。ということですので是非。
『息もできない』は元町映画館スタッフが選んだ去年のベスト作品として、
モトマチセレクションvol.1として、上映する事にした作品です。
すると偶然にもキネマ旬報や毎日映画コンクールでも第一位に選ばれたみたいで、
元町映画館スタッフは確かな目があると立証されましたね。と自画自賛。
まあしかし、凄いのは確かですのでご覧下さい。暴力否定の為の映画のように言って
ましたが、否定しているのか解らないぐらいの暴力の応酬ですよね。
まるで、『ファニーゲーム』のミヒャエル・ハネケのようです。内容は全然違うけど。
最後はアップ画像の『ホーリー・マウンテン』です。
『エル・トポ』のホドロフスキー監督の次回作です。1973年作です。
キング・オブ・カルトてか、トンデモ映画なのですが、今回のうちの上映では
なぜーか若いかわいこちゃんたちが『エル・トポ』よりも大絶賛しております。
あ、中川しょこたんさんも大好きだそうです。73年作なので時代はサイケでございます。
『エル・トポ』はスタンダードサイズで小さめでしたが、『ホリマン』は
シネスコサイズ!うちのスクリーンも目一杯使って、めくるめくサイケデリックの嵐です。
『エル・トポ』でお金が入って、使わせて戴きました的な仕上がりで(どんな仕上がりや?)
普通の人がこだわらない所にお金をかけて一生懸命作っております。
モチのロンでCGなんて無い時代でっせ。
そうです。いらんところに一生懸命になるのが、真のゲージツでございます。
(て、勝手に決めておりますが。)
ゲージツ家の方やデザイナーの方などネタが満載ですので是非、今のうちにどーぞ。
大画面でサイケシャワーに溺れよう!!
以上の3作品は金曜日(明日)までです。
迷っていた方は、迷いを捨てて是非どーぞ。
必ず、損はさせません。
いつも言っていますが、おうちでDVDはダメですよ。
めくるめくサイケシャワーに溺れれないしね。
よろしくどーぞ。