2010.12.28
神戸の「映画好き」は「大掃除好き」?

今回のブログは独断的であり、反論はあろうかと思いますが、
反論はどんどんお待ちしております。
ただ、冷静にお願いしまーす。炎上はイヤよ。
お客さんが来ません(T_T)。
年末の大掃除で忙しいのでしょうか?寒さのせいでしょうか?
それとも元町嫌いで、神戸からでもわざわざ心斎橋のシネマートさんに行って
いるのでしょうか?それともゲイに対する性差別でしょうか
(以上、これらの理由なら納得いきます)
「そりゃお前らの宣伝不足やろげー」とおっしゃるでしょうが、私はそうでは
ないと思います。暇つぶしで映画を観る人達や町のおっちゃんやおばちゃん
(↑バカにしているわけではありません)が来ないのは宣伝不足だと思います。
そういう人達が来ないのは別にいいのです(いや、来てもらった方がウレシイですが)
『スプリング・フィーバー』は凄い映画です。とても良い映画です。
観てもらってダメならお金返しても良いぐらい、てか自腹で返したいぐらいです。
(こんなこと言うからダメ支配人と言われるのでしょうか)いやお金は戴きましょう。
でないとフェアトレードじゃないですね。お金を還元して、さらに良い映画製作に
使ってもらわないとね。
私が嘆いているのは『スプリング・フィーバー』は「映画好き」なら見逃せない作品
だと思うのです。その人たちが何故元町映画館に来ないのかと言う事です。
「映画好き」は映画のアンテナを張っていますので、映画館が出来た事を知らない
わけはないだろうし、公式ホームページやツイッターはもちろん「ぴあ映画生活」や
「Movie Walker」にもちゃんと掲載されているわけです。
普通に考えたら「映画好き」がカンヌで脚本賞を取った映画に行かないというだけで
私には理解できないのですが。カンヌの脚本賞なら作品内容は見ずとも行かなければ
ダメでしょ。
神戸の「映画好き」はアメリカのアカデミー賞とかしか興味ないのでしょうか?
カンヌ映画祭を知らないのでしょうか?
ゲイやヘテロとか関係なく、まして映画館ショーバイのお金儲けとか、そういう事
でもなく「映画好き」の観る映画だと言う事。
映画好きならどんな劣悪な環境にあっても良い作品が上映されるなら映画を観に
行くと思います。
映画館のスクリーンではなく家でDVDで観たらおしまいだと思っているのでしょうか?
若いみなさんはDVDで観たらおしまいじゃんと思っているのでしょうか。それとも
皆さんのお家は元町映画館よりも良いクオリティで映画をみれるのでしょうか?
家に映画鑑賞室みたいなものを皆さんお持ちなんでしょうか?
それならしょうがないけど。
私は映画は総合芸術だと思っているのですが、特に映画を撮っている人や芸大生の
映像学科とかはこの映画を観ないといけないと思います。
「デジタル」で「手持ちカメラ」でここまで撮れるとは正直、私はビックリしました。
このグレーの美しさは、フィルターでしょうか?それとも編集の段階で画像の色とかを
デジタル処理しているのでしょうか?
私は技術屋ではないのでそのへん勉強不足ですんません。
しかし、こんな技術的な事でも、映像学科の人にワイワイ言って欲しい、というか
「言わなければいけない」映画だと思います。とても勉強になる映画だと思います。
芸工大の生徒は私の知っている範囲では、まだ一人しか来ていません。
私が学生の頃、ゴダールやタルコフスキーを1本も観ていないと先輩にバカにされましたよ。
キューブリックの『シャイニング』や『時計仕掛けのオレンジ』とか観ていないと言うと
笑われましたよ。『未来世紀ブラジル』や『ブレードランナー』を。。。
反論がある方は、どんどん下さい。
てか、神戸の「映画好き」はどこへ行ったの?おせーて。
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